新型コロナ対策

看護師出身の医療・福祉向け経営コンサルタントの(株)NSコンサルタンツが運営するブログです。日総研出版より看護関係の執筆多数あります。 本来は看護を中心とした業務改善の専門家ですが、(株)ホギメディカル出身ですので感染対策についても得意な指導分野です。顧客からの質問も多いのでブログを書くことにしました。私見が多くなりますが、よろしくお願いします。

    2020年は主に新型コロナ関連の対策等の情報をお伝えしていきます。 NSコンサルタンツのHPは以下となります http://ns-consultants.co.jp/ YAHOOショップ開店しました。 https://store.shopping.yahoo.co.jp/ns-consultants/search.html FaceBookは以下となります。 https://www.facebook.com/toshifuminishina

    2020年09月

    オゾン発生装置は有用な機器です。
    外来待合に設置して、室内空間にウイルスがいない状態をつくります。
    ただし、注意が必要なのは、この機会はあくまでも室内除菌に使います。
    患者さんがいなくなった休憩時間などで空間を除菌するために使う装置です。

    牡蠣の養殖で、出荷前に浄化処理に使うのが、オゾン処理です。人体にも影響がないと言われてますし、効果的な対策です。
    しかしながら、新型コロナに感染して、飛散拡散が始まっている人を防ぐ効果はありません。
    よって、換気>オゾン発生装置>空気清浄機
    という対応レベルになります。

    今配備がすすんでいるオゾン発生装置は、汚染された室内を5分程度で空間除菌するタイプの製品です。部屋の大きさにもよりますが、高出力で一気に噴霧するタイプが良いようです。

    導線分離対応を行う方がコストも安価で良いでしょうから、屋外、屋内で導線分離が1番安全です。
    最近話題のUV発生装置はまだ情報が足りなくて判断できません。
    従来からある研究室の除菌用のUV発生装置は、夜の間につけて室内除菌するものです。

    イギリス、フランス、イタリアなど1日1万件以上の新型コロナ感染が報告されるようになりました。
    EU各国は、日本よりもかなり多くのPCR検査を行い、異常の早期発見体制を整えているにも関わらずです。日本と同じ北半球は、これから冬に向かう気候変化中です。
    インフルエンザ流行期と同じ気候条件が新型コロナの再流行をもたらしているのだと思います。
    海外からの渡航者受け入れ再開の動きも出ています。
    国内での安全にスクリーニング検査が行える体制整備に医療機関は取り組み、国内再流行に備えて行きましょう。

    医療機関にかかる際は、発熱者と、慢性通院者を混ぜない、導線分離体制を整備された医療機関への受診をお勧めします。

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    顧問先の通所リハビリはテーブルに全てパーテーションを設置してます。

    食事時はマスクを外しますから、パーテーションを活用するのがよいです。

    部屋の換気は1時間あたり5分で取り組んでいます。
    飲食店では、窓がない場合もあると思います。
    窓を開けての換気が厳しい場合は、換気扇の増強が必要になります。
    平米あたりの換気量計算をした上での対応となりますので、換気システムを取り扱っている設備屋さんに相談して見てください。

    エアコンでは基本的には換気は出来ません。換気システム搭載エアコンも出ていますが、部屋のサイズと換気量が見合うかの計算が必要です。


    最近テレビタレントなどが、透明なマウスシールドをつけてテレビに出ている光景が増えてきた。
    感染対策の相談を受ける側の私としては使ったこともないのに是非は語れないと思い買ってみました。

    数時間つけてみて、マイクロ飛沫の飛散はやはり防げないから、おまじない的なものだと理解しました。
    飛沫防止が目的ならば不織布のサージカルマスクが有用です。

    富嶽のマスクでの飛沫拡散シミュレーションの記事を以下にリンクします。

    会食時はマスクが無い状態です。
    大阪府の吉村知事が5人以上の会食は自粛して欲しいと警鐘を鳴らしていましたが、阪神タイガースでのクラスター発生は、まさに5人以上の会食が関係しています。

    GO TO イートは、私は怖いと思っています。
    経済を回すのは良いですし、個人的にも会食はしたいです。しかしながら、個室で大人数の際に1人でも感染者が混じるとクラスター発生のリスクがあるというのが怖いのです。

    感染者が出ても、症状が安定していれば10日程度隔離して経過観察すれば良いのですが、プロ選手等の替えがきかない体が資本の人達には新型コロナ対策をさらにしっかりお願いしたいです。

    新型コロナはステルス性が高く発見ご難しいウイルスです。このため自覚なく、無症状で忍び寄る可能性があります。会食はマスクをつけずに長時間過ごし、なおかつ会話の飛沫により感染リスクが高くなります。個室でも、安心せず、換気や、パーテーション利用が必要となるのです。

    冬場には忘年会シーズンがやってきます。今年は忘年会開催は無理だと思います。なのにGO TO イートという企画の矛盾に疑問を感じます。

    飲食店を支援するのであれば、人は雇用調整助成金、店舗は家賃補助、本業は、弁当、配食支援なんだろうと思います。夏場ならGO TO イートも良かったんです。RNAウイルスは冬場の気候条件で活性化します。冬場に向けて打つキャンペーンは、GO TO トラベルまでにして欲しかったです。GO TO イベントはありだとは思いますが、参加するならマスクと花粉除けのメガネくらいはして欲しいです。

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