コスパが悪すぎます。経済的に非効率だし、医療資源の効率の観点からも意味ないです。検査の基本はスクリーニングです。
検査を行うかどうかは、症状を確認した上で、医師の判断で、行うというのが療養担当規則に定められています。
現状の課題は、医師が検査が必要と判断して、検査依頼をかけ、検査を実施し、結果が普通は翌日になるという時間的なものです。
検査能力の話がよく出ますが、PCR検査は、今コロナに罹患している。もしくはコロナな死骸がある状態の結果がわかる検査です。
今は指定感染症での公費対応だから、保健所の指示の元での差配だから余計に複雑なフローとなっています。私のところでは、金曜日にPCR検査を発熱外来に依頼すると、土曜日の夕方、外来休診日に事務長の携帯に結果報告が来る。という感じです。
無症状感染者を見つける事を必死にやるならPCR検査を沢山やるのはありかもですが、1回3万円かかる状態で頻繁に検査をするなんて無茶な話です。
1回千円くらいでいける体制なら医療機関で積極的にできたらいいなと思います。
現状では症状のある人を絞って検査が正解です。
私達は10月以降は、37.5℃以上の患者さんに対しては、一律インフルエンザと、新型コロナの抗原検査を行い、スクリーニングをかけて対応します。
ちなみに、スメアによる検体採取ですから基本屋外の検査ユニットで行います。
ベッド移動、救急搬送の人のみ隔離室対応での検査となります。
PCR検査を全例にやるという発想はないです。
皆さんの参考になれば幸いです。