新型コロナ対策

看護師出身の医療・福祉向け経営コンサルタントの(株)NSコンサルタンツが運営するブログです。日総研出版より看護関係の執筆多数あります。 本来は看護を中心とした業務改善の専門家ですが、(株)ホギメディカル出身ですので感染対策についても得意な指導分野です。顧客からの質問も多いのでブログを書くことにしました。私見が多くなりますが、よろしくお願いします。

    2020年は主に新型コロナ関連の対策等の情報をお伝えしていきます。 NSコンサルタンツのHPは以下となります http://ns-consultants.co.jp/ YAHOOショップ開店しました。 https://store.shopping.yahoo.co.jp/ns-consultants/search.html FaceBookは以下となります。 https://www.facebook.com/toshifuminishina

    2020年11月

    いまだに、新型コロナに感染したら、ごめんなさいと謝罪をしかねない世の中です。
    わざと感染している人でなければ、感染した事を謝る必要はありません。むしろ、体の異常をかんじたら早期に検査を受ける仕組みが体制です。12月になっても気軽に新型コロナの検査が受けられる社会システムが完成していないという、日本の検査体制に問題があります。
    医療機関も、安全に新型コロナの検査を受け付けられる仕組みもほとんど整備出来ていません。10ヶ月の間、何を準備してきたのやら、あきれる状態です。私は広島県や、福山市医師会に対して、屋外検査ユニットを医師会運営の発熱外来に設置して、地域毎に気軽に新型コロナ検査できるモデル事業をしましょうと提案してきましたが未だ叶っていません。私が所属する医療機関での屋外検査体制は完了して、すでに対応は開始しています。
    地域毎で心配なら検査を出来るように社会インフラを整備したいものです。

    長い手袋が供給不足だとSPD業者さんから聞きました。全国的に、PCR検査や、インフルエンザ検査の需要が増加したためだと思います。

    弊社では、この手袋の上から被せるタイプのカバーを製品として用意しています。
    ノンスリップ加工を施したため、長い筒状の袋ですが、綿棒が滑らずに検体採取が行えます。
    このノンスリップグローブカバーを使い捨てにして、検査用の手袋は使いまわせるタイプの厚手のビニール手袋の使用を推奨しています。
    無理に高額な手袋を買わなくても、安心して使える安価なカバー対応が良いと思います。

    弊社ヤフーショップは以下のリンクです。
    https://store.shopping.yahoo.co.jp/ns-consultants/20201111001.html

    警戒レベル4が狭ってきました。
    再三申し上げてきましたが、『指定感染症』の状態は、公費負担のため、患者負担ゼロです。しかし、この公費負担を実現するためには、保健所主導での対応が必要です。
    大阪では保健所になかなか電話が通じない状況で、すでにパンク状態のようです。
    国の対応としては、保健所主導から、医療機関主導の体制シフトに移すべきです。
    3千円くらいの自己負担で気軽に抗原検査出来るような体制を進めたら良いと思います。
    私は、症状が出たらまずは、抗原検査、その後2日間自宅待機、まだ症状があるなら再度抗原検査というやり方が今の体制で実現かのな運用だと考えています。
    なぜ、すぐに行えるシステムを運用せずに、保健所主導で、しかも能力不足で対応が遅れるPCR検査にこだわるのかがよくわかりません。
    PCR検査は依頼してむ最速で翌日報告です。
    抗原検査は15分後です。

    やるべきは、2類相当の区分見直しです。

    新型コロナの第三波対策として、勝負の3週間との話ですが、社会インフラの整備が脆弱すぎて何を勝負するのやらと思います。
    我慢の3週間ならわかりますが、自粛を頑張りましょうという流れだと、完全な封じ込めが出来ない最大の理由が、安く、手軽に検査出来ない現状に問題があるという事をもっと声を上げていくべきです。
    無症状で調べるなら、PCR検査や、CT検査が必要となります。
    症状がでてから調べるなら、抗原検査で大丈夫です。
    まだ、研究レベルですが、もしかしたら、IgA抗体で無症状を探知出来るかも知れません。
    早期発見、早期隔離が出来る社会インフラ整備が必要です。
    私達は、屋外検査ユニットを開発し、この状況に備える事を推奨してます。

    GOTOの地域停止に関する報道を耳にして、6月頃に病院の感染対策室のメンバーから、相談された事を思い出しました。
    面会停止や、職員の移動制限など、規制強化の決断は容易だけど、緩めるとなると心配が先に立ちます、どう考えてたらよいですか?と質問された際に、各県の出すステージの段階と連動するしかないですよ。と返答したのを思い出しました。
    経営コンサルタントの仕事をしていても、新規事業や投資は、攻めるよりも撤退が難しいという事を経験してきました。引き際の判断はとても難しいものです。
    国や、都道府県は、基準や、尺度を作るのが仕事です。
    医療機関は、早期発見、早期隔離を実現するための活動が仕事です。
    新型コロナ感染症の重傷者がどんどん増加しており、状況は悪化に向かっています。
    食い止める事を頑張るのであれば、早期発見、早期隔離が行える社会インフラの整備が最重要課題です。
    安心できる世の中を実現するために、WITHコロナよりも、SHUTOUTコロナを目指していきたいものです。

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