新型コロナ対策

看護師出身の医療・福祉向け経営コンサルタントの(株)NSコンサルタンツが運営するブログです。日総研出版より看護関係の執筆多数あります。 本来は看護を中心とした業務改善の専門家ですが、(株)ホギメディカル出身ですので感染対策についても得意な指導分野です。顧客からの質問も多いのでブログを書くことにしました。私見が多くなりますが、よろしくお願いします。

    2020年は主に新型コロナ関連の対策等の情報をお伝えしていきます。 NSコンサルタンツのHPは以下となります http://ns-consultants.co.jp/ YAHOOショップ開店しました。 https://store.shopping.yahoo.co.jp/ns-consultants/search.html FaceBookは以下となります。 https://www.facebook.com/toshifuminishina

    2020年12月

    医療機器屋経由で相談がありましたので回答します。

    まず、風呂場での入浴だけでは感染さません。風呂のお湯を供用しても問題ありません。
    これは、入浴施設向けのガイドラインにも載っている内容です。

    問題は、飛沫感染に関係しますので、飛沫を浴びない状況が大切です。よって、入浴介助の主義は、正面を向かない。背面もしくは側面から介助を行うようにします。

    入浴よりも、脱衣場の方が飛沫感染リスクが高まりますので、脱衣場まではマスク着用をお願いします。

    広島市保健所もクラスター追い切らなくなってきてるようです。
    家族などの濃厚接触者が出た場合の在宅隔離の方法を解説します。
    個室隔離が基本です。基本的には、発熱症状対策ですから、アイスノンや、冷えピタがあったほうが良いです。
    洗濯物は、ビニール袋で室内で貯めましょう。感染リスクが高い洗濯物は、0.1%次亜塩素酸Naでバケツに10分漬けたあとに洗濯します。
    食器は普通のもので良いですが、下げた際はお湯を利用して洗浄して下さい。
    共有は洗面、風呂、トイレです。
    動作混戦しないようにします。ドアノブ、座面はアルコール拭きが良いです。清掃時は手袋を利用してください。無い場合はビニール袋を手袋がわりにして下さい。
    嘔吐物等の処理は、0.1%次亜塩素酸NAが必要です。ハイターを薄めて作ります。

    介護向けセミナーで次亜塩素酸NAの作り方を解説してますので、リンク資料を参考にして下さい。
    介護セミナー資料

    また、在宅隔離準備リストも添付します。
    レシピ

    在宅隔離頑張って乗り切りましょう。

    アメリカでは、在宅で新型コロナの抗原検査が行えるキットが発売されているようです。
    考え方としたら、在宅で誰でも気軽に検査できる体制は良いと思います。
    しかし、抗原検査の弱点は、無症状のような、ウイルス排出量が少ない場合は検知出来ない事です。このため、抗原検査が有効なのは、新型コロナの症状である、味覚、嗅覚障害、37.5℃以上の発熱などがある場合の検査ならば良いかもしれません。
    という事で、在宅検査キットは、抗原検査では不十分です。
    それよりは、在宅で唾液検体を提出して検査を行う、唾液PCR検査体制の普及が現実的な対応ではないかと思います。全国民をこの方法で一斉検査でき、無症状者も洗い出せ、隔離出来るのならば、布マスクを配るより100倍意味があります。

    政府からようやく年末のGOTO停止対応が発表された。
    そもそも論としてGOTOトラベルが悪いわけではないです。
    ややこしいのは、政府がGOTOを推進しているという状態が問題がありました。
    勝負の三週間ってキーワードを発信しながら、GOTOトラベル・GOTOイート継続し、その状態で飲食店の時間短縮要請と、話を聞いていても、いったい何がしたいのか意味不明な状態になったからです。

    政府に期待したいのは、インフルエンザ特措法の改正が一番優先されます。
    マスクの義務化、営業時間短縮命令・休業命令可能な法整備、強制検査を行える体制整備などがあげられます。また、市町村や、区単位でのPCR検査センターの設置等、安全に気軽に検査を行える社会インフラの整備です。
    政治家の皆さんには、リーダーシップをとって本来行うべき法整備をお願いしたいものです。


    日々新型コロナについて、様々なニュースが飛び交っています。その中でも、Dマットの近藤先生が、旭川の医療崩壊阻止に向けた対策に取り組んでいます。病院内ゾーニングの編成と、病院毎の医療機能の優先度で調整しているとの事で、地域医療を守るためにどうすべきか?という視点でのアプローチが為されています。病院毎での対応で参考になるのが、仮に新型コロナの感染者がでて、個室対応のレベルを超えてきたら、病棟丸ごと感染者病棟にして、レッドゾーン対応にする必要があるという事です。
    新型コロナ同士は混ぜて大丈夫だが、非感染者とはしっかり分ける隔離が必要で、そのためのメリハリがある対応が必要となります。皆さんの病院や施設でもメリハリある対応のシミュレーションを進めてください。

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