新型コロナ対策

看護師出身の医療・福祉向け経営コンサルタントの(株)NSコンサルタンツが運営するブログです。日総研出版より看護関係の執筆多数あります。 本来は看護を中心とした業務改善の専門家ですが、(株)ホギメディカル出身ですので感染対策についても得意な指導分野です。顧客からの質問も多いのでブログを書くことにしました。私見が多くなりますが、よろしくお願いします。

    2020年は主に新型コロナ関連の対策等の情報をお伝えしていきます。 NSコンサルタンツのHPは以下となります http://ns-consultants.co.jp/ YAHOOショップ開店しました。 https://store.shopping.yahoo.co.jp/ns-consultants/search.html FaceBookは以下となります。 https://www.facebook.com/toshifuminishina

    2021年06月

    感染対策として、ロボットの有効活用はなんとなく面白そうだとは思いますが、実際に産業用ロボットを施設内で運用したらどうなるか?という実験を私が法人役員を務める施設で行っています。

    広島県 あたらな事業取り組み支援

    実際、病院でも施設でも単純作業は多々発生しています。
    非接触の対応で作業分担できる範囲や、時間帯などを精査して、AGVロボットの施設内での活用を模索しています。
    特に、感染症病床では、ごみの搬出、汚染リネンの搬出などの対応で、看護師が多くの雑務を行っている現状があります。そこをロボットに置換出来たらよいなと考えて、今回のプロジェクトをテスト的に行っています。
    予算の都合上、EVを経由した縦移動は困難なため、2ユニット18床平屋のグループホームでの実証実験を遂行中です。

    8月には広島県にとりまとめを報告予定です。
    広島県より公開となりましたら、詳細情報を提示できると思います。
    いずれにしても、業務分担は難しくはないですので、予算とのバランスが許すのであれば搬送用ロボットの活用という道はあります。


    理科の授業でたぶん全国民習っているとは思いますが、おさらいで解説します。
    人体の免疫機能を構成する、マクロファージ、キラーT細胞や、B細胞が感染症に対抗して免疫反応を行います。その際にIgM抗体を獲得します。しかし、IgM抗体では処理できない事が多く、3週間から4週間程度時間がかかりますが、このIgMを助けるために、強力なIgG抗体が作られます。IgG抗体が作られると、過去の感染攻撃記憶を司るメモリーT細胞やB細胞からの引き継ぎにより、いち早くウィルスを攻撃することができるようになります。
    2回打つワクチン接種では、この体内で行われる免疫反応を薬の力で意図的に体内で発生させることで、免疫抗体を体内に獲得する仕組みになっています。このため、新型コロナに対するIgG抗体を機械的に作っています。理論上はIgM抗体が1回目のワクチンで作られていたら、3週間以上間隔が空けば、2回目のワクチン接種は、どのメーカーでも良いです。
    ただし、メーカー保証や、薬事承認の関係から、同一メーカーで2回打つ事になっています。
    免疫系は、学生時代から非常に興味のある分野のため、解説が細かくなってしまいました。
    漫画の働く細胞でも似たような解説があると思いますので参考になさってください。

    コロナ禍という事もあり、この2年間で小児科の受診控えが続いています。
    本来行うべき発達期にあわせた予防接種がきちんと進んでいないようです。
    私は母子手帳のデジタル化をしたら良いと思います。保健所、保険医療機関、お母さん、本人が、マイナンバーでアクセス可能な仕組みが出来たら良いのになと感じています。
    ついでに、コロナのワクチン接種状況や、新型コロナのPCR検査結果などが追記されたら良いと思います。
    せっかくデジタル庁ができるのであれば、公衆衛生分野のデジタル化の推進を期待しています。

    ワクチン2回接種後の新型コロナ感染を突破感染というそうです。私も学習が足りないようで初めて耳にした用語でした。
    アメリカでは、この突破感染が4000人に到達、韓国でも20人を超えたとの報道がありました。
    いずれにしても、この現象は、ずっと解説してきた通り、ワクチンは万能ではない。重症化を防ぐものであり、感染を完全に抑えるものではないという事を再確認するニュースです。
    秋に向けて、多くの大人はワクチンを接種し、集団免疫の獲得は進むと思いますが、若い人に対して副反応が強いワクチンなので、学生さんや子供達でデルタ型や、デルタプラス型が広がりを持つ場合は、大人だけワクチンを打っても感染拡大は止まらないと思います。
    12歳以上はワクチン接種適応と、適応拡大の通知は受け取りましたが、若い人の副反応は想像以上に強いの場合があり、心配しています。
    広島県では子供の全身管理を行える病院が極めて少ないため、子供達を守る体制づくりを心配しています。デルタ株の拡大で世界的に課題となっているのが、子供達への感染拡大です。
    従来型は、子供はかかっても無症状で、軽症で、高齢者の重症化率は20%でした。このため、高齢者優先でのワクチン接種計画が定まりました。新型コロナの変異に日本は対応出来ていないように感じています。

    大会議室をワクチン接種会場にしています。
    130㎡あります。

    課題は15分待機での患者さんの滞留です。
    最大35人まで待機できる体制でワクチン接種を進めています。

    7月初旬には64歳以下の人にも接種券が届くようですから打つ体制は出来ています。
    64歳以下は多くは大規模接種会場で対応してもらい、当院ではかかりつけかつ、リスクの高い患者のみの対応で手一杯だと思います。
    課題はワクチン供給体制になりそうです。
    予約はとってます、接種券もあります、ワクチンありませんというギャグみたいな事がない事を祈ります。

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