新型コロナウイルスの感染拡大が続いていますし、状況は刻々と悪化に向かっています。
封じ込めに成功した地域と、封じ込めがうまくいかなかった地域の差を理解する必要があります。

封じ込めが成功した地域は、無症状患者の発見も行えるPCR検査体制を確立できた地域です。
台湾・中国・ニュージーランド・韓国などが封じ込めの成功地域です。

日本は、隔離に強制力を持たないために、強制的な隔離ではなく、任意で隔離のお願いという形をとっています。また、PCR検査体制は未だに十分な体制が整っていません。

早期発見・早期隔離が原則となりますが、その原則にのっとった体制がとれていません。
という事で、日本国内での感染対策は感染ゼロを目指すことは事実上困難な状態です。

どんなに注意しても、無症状感染者がどこにいるかわからない。
その無症状感染者を調べる検査能力が非常に弱い。
結果として、知らない間に感染が広がるリスクが高いという事になります。
実務側としては、感染ゼロが無理であるのだから、感染が発生した場合に広げないための工夫を進めていくというのが感染対策の実際となっています。