新型コロナ対策

看護師出身の医療・福祉向け経営コンサルタントの(株)NSコンサルタンツが運営するブログです。日総研出版より看護関係の執筆多数あります。 本来は看護を中心とした業務改善の専門家ですが、(株)ホギメディカル出身ですので感染対策についても得意な指導分野です。顧客からの質問も多いのでブログを書くことにしました。私見が多くなりますが、よろしくお願いします。

    2020年は主に新型コロナ関連の対策等の情報をお伝えしていきます。 NSコンサルタンツのHPは以下となります http://ns-consultants.co.jp/ YAHOOショップ開店しました。 https://store.shopping.yahoo.co.jp/ns-consultants/search.html FaceBookは以下となります。 https://www.facebook.com/toshifuminishina

    タグ:インフルエンザ

    長年医療業界にいますが、インフルエンザをいまだに一例も見ないのは人生初の経験です。
    2020年12月25日で全国で70人がインフルエンザの厚生労働省への報告でした。
    急性気管支炎や、上気道炎の患者はいますから、いわゆる風邪の人はいますが、マスクと手洗いを頑張っているからでしょう、風邪症状での来院患者が極めて少ないです。

    率直に感じるのは、小児科、耳鼻科、内科の診療所が経営継続ができるのだろうか?という点です。上記3科は冬場はインフルエンザや、風邪の診療が、売り上げの柱です。5月の緊急事態宣言では、前年同月でマイナス10%の売り上げでした。その時は行動制限によるものでしたが、1月からの緊急事態宣言では、インフルエンザ、風邪患者がいない状態で、行動制限となれば、前年同月マイナス20%程度は想定されます。
    事業継続に問題がないか資金繰りをしっかり確認する必要があります。コロナ融資の枠が空いているようならば利用準備をした方が良いです。飲食店はすでにコロナ融資枠を使い果たしているでしょうから、状況は極めて難しいと思います。

    インフルエンザと新型コロナは症状はよく似てます。発熱、倦怠感、関節痛、咽頭痛など、見分けがつきにくいのが実情です。

    しかし、確実に違う点があります。それは、症状発生前、いわゆる無症状期間でも感染拡散させてしまいます。また、人によっては無症状のまま治ってしまう人も沢山いるという点です。

    私達医療従事者でさえも感染してしまうのがこの発見が、極めて困難な特性によるものです。
    無症状期間においては、原則PCR検査しか発見が困難とされています。
    臨床の現場では、無症状でも抗原検査で陽性判定が出ています。

    今年のインフルエンザがほとんど発生していない事で立証されたのは、マスクと、手洗いでインフルエンザは防げる事実です。
    新型コロナも基本は同じですが、浮遊しているマイクロ飛沫を吸い込む事で感染してしまうほどに、新型コロナは感染拡散しやすいという点です。現状でも感染しやすいため、変異種の1.7倍強いと言われると、感染の急拡大を招く恐れがあります。
    そのため、マスクを外す場面に注意を払う事がとても重要となり、飲食のタイミングが最も危険となっています。
    私はこのブログで、寒い時期のgo toイートはダメだと書いてきました。空気が乾燥する冬場はマイクロ飛沫の浮遊を助長します。50%から60%の湿度を保てるように加湿器の設置をして加湿管理して下さい。
    本来なら定期的な換気をして欲しいですが、冬場はその換気を習慣化するように求めるのも難しいように感じています。

    いまだに、新型コロナに感染したら、ごめんなさいと謝罪をしかねない世の中です。
    わざと感染している人でなければ、感染した事を謝る必要はありません。むしろ、体の異常をかんじたら早期に検査を受ける仕組みが体制です。12月になっても気軽に新型コロナの検査が受けられる社会システムが完成していないという、日本の検査体制に問題があります。
    医療機関も、安全に新型コロナの検査を受け付けられる仕組みもほとんど整備出来ていません。10ヶ月の間、何を準備してきたのやら、あきれる状態です。私は広島県や、福山市医師会に対して、屋外検査ユニットを医師会運営の発熱外来に設置して、地域毎に気軽に新型コロナ検査できるモデル事業をしましょうと提案してきましたが未だ叶っていません。私が所属する医療機関での屋外検査体制は完了して、すでに対応は開始しています。
    地域毎で心配なら検査を出来るように社会インフラを整備したいものです。

    何度も書いていますが、サージカルマスクをつけた状態での移動は問題ないです。
    問題は、会食です。飛沫感染が問題で、しかもサイレントキャリアである無症状感染者がどこにいるのおかがわからないことが大きな問題です。
    大量の飛沫を長時間浴びる危険性がある会食という行為が問題となります。
    スクリーンを使用した状態で飛沫対策を行うという選択程度しか対応がないですが、多くの場合、スクリーンは正面には対応しますが、側面対応までできていないものが多いようです。
    また、換気が十分に行えていないのであれば飛沫対策は不十分となります。
    空気清浄機でどうにかならないか?という意見に対してはおまじない程度だと認識しています。
    加湿器に関しては、インフルエンザ対策でも実証されている通り、飛沫が飛びにくくなるという要素が大きいために、効果があります。
    オゾン装置は、高濃度でないと効果が薄く、高濃度は管理が危険で難しいものです。
    UVランプについては、広島大学の進めているものは良さそうではありますが、換気の方が優先度が高いように感じています。
    結局外気温が14℃以下、湿度40%以下の状態になるとインフルエンザも、新型コロナも拡大しやすいという点が最大のポイントです。旅行は別にしても良いですが、食事をどうするかを考えて行動すべきです。部屋食が良いですし、オンライン食事会や、オンライン飲み会が安全です。
    政府のスタンスは「WITHコロナ」です。「SHUT OUTコロナ」とは違うのです。

    GOTOは国の政策
    感染レベルは各県の実態で決まるものですから、各県の実情を理解して、国が判断する必要があります。

    新型コロナは、ワクチンの話で一安心とはいかないと思います。
    インフルエンザワクチンは、イタチごっこで、今は4つのタイプに適応するワクチンになっています。
    このインフルエンザワクチンは、適応タイプが増えるごとに病院での仕入れ値も上がっていますし、患者さんの払う価格も上昇しています。
    インフルエンザワクチンの予防接種は11月頃から行い4ヵ月程度の効果持続を狙っています。
    新型コロナウイルス向けのワクチンについては、どの時期に、どの程度の持続効果で良いのか?という情報を待っている状態です。しかしながら、RNAウイルス向けのワクチンは、4ヵ月程度の持続期間が一般的で、ワクチンを打つとずっと安全な状態である、「終生免疫」は無理だろうと考えています。

    このため、新型コロナウイルスでの社会混乱はまだまだ当分続きそうです。
    全国民に1人あたり10万円配るという対応には驚きましたが、生活視点で考えるのであれば、食料品の消費税を無料にするような対応の方が意味があるように思います。
    定期的に現金を配る「ベーシックインカム」についての意見がありますが、全ての社会保障をやめて、ベーシックインカムに集中するという形では社会システムが破綻しそうです。
    生きるためには、「衣食住」が生活の基本ですから、まずは食を担保できる状態ができたら良いように思います。
    今の状態が続くと、都市部の空洞化がどんどん進むでしょうから、一等地という概念がなくなりそうです。家賃保証を考えるよりは、住居費の安い郊外に移動促進する形になるのかもしれません。
    いずれにしても社会システムが大きく変革していますので、社会の流れに乗れるように対応していきましょう。

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