新型コロナ対策

看護師出身の医療・福祉向け経営コンサルタントの(株)NSコンサルタンツが運営するブログです。日総研出版より看護関係の執筆多数あります。 本来は看護を中心とした業務改善の専門家ですが、(株)ホギメディカル出身ですので感染対策についても得意な指導分野です。顧客からの質問も多いのでブログを書くことにしました。私見が多くなりますが、よろしくお願いします。

    2020年は主に新型コロナ関連の対策等の情報をお伝えしていきます。 NSコンサルタンツのHPは以下となります http://ns-consultants.co.jp/ YAHOOショップ開店しました。 https://store.shopping.yahoo.co.jp/ns-consultants/search.html FaceBookは以下となります。 https://www.facebook.com/toshifuminishina

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    厚生労働省からのワクチン接種に関する説明資料です。確認してください。
    https://www.mhlw.go.jp/content/10906000/000726454.pdf

    ファイザー社のワクチンはー70℃保管です。これにより、一部の特殊設備があるところでした保管管理が困難な状態です。
     
    ①-70℃保管→②チルド保管(2℃~7℃)→③生理食塩水溶解保管(常温)

    ①は特殊な冷凍庫ですので、センター保管として、②~がワクチンを打つ施設側での対応となります。
    ①→②に移した時点で5日以内に使用を終わらせてくださいという事です。
    -70℃→チルド状態での溶解にはおおむねチルド室で6時間をイメージしています。
    夕方クリニックに届けてもらい、チルド冷蔵庫に保管し、朝になったら③生理食塩水に溶解して、予約患者に接種するという状態になるのだろうと解釈して運用整備を進めています。

    チルド保管の期間が5日間で、溶かしたら6時間以内という原則論でワークフロー構築しておけば間違いにくいと思います。あとは、予約の患者さんがキャンセルとなった場合の対応を柔軟に行ってよいかどうかです。予約していたが、体調不良でこれなかった患者さんが一定の割合で発生します。この場合のワクチンを予約券のない人に打って良いのかどうかというルール整備を定める必要があります。
    溶解後6時間の時間内で処理できなければ廃棄処理が待っています。
    貴重なワクチンですので、無駄なく対応したいものです。もしかしたら、予約の段階で追加的な予約(余れば打てる補欠枠)をする方が良いのかもしれません。

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