新型コロナ対策

看護師出身の医療・福祉向け経営コンサルタントの(株)NSコンサルタンツが運営するブログです。日総研出版より看護関係の執筆多数あります。 本来は看護を中心とした業務改善の専門家ですが、(株)ホギメディカル出身ですので感染対策についても得意な指導分野です。顧客からの質問も多いのでブログを書くことにしました。私見が多くなりますが、よろしくお願いします。

    2020年は主に新型コロナ関連の対策等の情報をお伝えしていきます。 NSコンサルタンツのHPは以下となります http://ns-consultants.co.jp/ YAHOOショップ開店しました。 https://store.shopping.yahoo.co.jp/ns-consultants/search.html FaceBookは以下となります。 https://www.facebook.com/toshifuminishina

    タグ:ガウン

    感染拡散につき、感染防御エプロン値下げ販売を決定しました。
    袖なしエプロンタイプで、取り付けできる袖パーツもあります。
    在庫は十分ありますので、ガウン備蓄が不安な施設等がありましたら是非ご活用ください。
    また、補助金申請用の領収書発行も行います。
    弊社ヤフーショッピングサイトにて販売しています。
    よろしくお願いします。

    https://store.shopping.yahoo.co.jp/ns-consultants/2020052501.html

    医療機関、福祉施設ともに感染症対策用品購入用に補助金が準備されています。
    皆さんは、準備で何を購入されましたか?
    私達は、加湿器を主に準備しています。
    検討を重ねた結果、マイクロ飛沫対策には加湿器が最も有効であるという結論に至っています。

    へパフィルター付きの空気清浄機の売り込みや、UVランプ装置、次亜塩素酸噴霧装置、オゾン発生装置等、色々検討し、私が関係する施設では、高濃度オゾン装置を購入した病院もあります。

    とはいえ、コストも含めて現実的な対策としては、加湿器でのマイクロ飛沫拡散防止が最も効果的であろうという判断に至り、クリニックや、通所施設では、30畳用程度の大型の加湿器を購入し設置しています。

    実際、1台10万円未満の装置で加湿能力は十分です。デイルームや、待合室のサイズに合わせて台数追加で対応します。ちなみに、加湿する水は浄水したらダメです。普通の水道水(塩素を除去していない状態)でお願いします。浄水等の塩素抜きをされると細菌繁殖リスクが高まります。

    冬場は、湿度40%以下になることもありますので、湿度は50%~60%を目安に加湿をお願いしています。

    あとは、仮に感染者もしくは、疑い患者・利用者が発生した場合に備えて、隔離体制をどこで行うか、隔離状態の患者・利用者と接する場合用のガウン・ゴーグル・マスク等の準備は行えているか?という点がポイントとなります。介護施設の場合は、静養室が施設基準ですので、問題ないのですが、クリニックの場合、換気ができる個室があるかを確認し、確保お願いします。
    また、準備するガウン等の個人防護具の計算式もこのブログで書いた記憶がありますので、このブログ内を検索してみてください。地道に色々書いてきたのでいつ書いたか忘れました。

    安心感を与える感染対策は重要です。
    感染対策徹底を知らせるステッカー等が代表するものですが、効果は微妙ですが、空気清浄機の配置は安心感を与えるツールとしては良いです。
    加湿器については、インフルエンザ対策に対しては非常に有効ですから、実際に効果があるツールです。
    新型コロナに対しては、加湿状態で飛沫の飛散が抑えられるのではという期待感もあります。
    定期的な換気が行えるシステムや、換気タイムを設けているのであれば、換気を知らせるような仕組みがあると良いです。常時換気中というような案内です。
    ★実際に換気扇を常時動かしている状態が望ましいです。

    感染対策の必須ツールは、アルコール消毒、マスク、手袋、プラスティックエプロン・ガウンです。
    フェイスガードに関しては、飛沫を大量に浴びる可能性がある場合には良いと思いますが、私自身もつけている花粉防止用メガネで十分です。

    プラスティックガウンや、エプロンは着るときは特に問題ありません。
    課題は脱ぐ時です。一時期大阪府で雨合羽を感染対策に使うからと寄付を募っていました。
    その時私は意味はわかるけど、脱ぐのが難しそうで危ない事を考えるなーと感想を漏らしていました。

    脱衣時の基本は、「首紐を切って脱ぐ」です。

    ①手袋を外します。   表面(汚染面)には触れないように裏返しながら手袋を脱ぎます。
    ②首紐の所を切ります。 引っ張って簡単に切れない製品はだめです。
    ③切った首紐を起点に表明に触れないようにめくりながらひっくり返していきます。
    ④丸めて袖を抜き、表面に触れることなく丸めていきます。
    ⑤丸め終わったら、感染性廃棄物BOXか、汚染物処理用の袋にいれます。
    ⑥最後に手洗いか、アルコール消毒して完了です。

    ガウンやエプロンは、脱ぐ時が難しいですから、特に医療機関の職員以外が使用する場合は、脱ぎ方に注意してください。

    弊社では、ネットショップにてプラスティックエプロン、スタッフガードPROを販売中です。
    このエプロンは、大田記念病院と共同開発品です。
    弊社ネットショップ
    nugikata



    基本的な汚染エリアの清掃の方法についてはノロウイルス対策に準じます。
    兵庫県のノロウイルス対策資料がよくまとまっていますから、それを紹介しています。

    嘔吐物、排泄物の処理方法

    基本的には次亜塩素酸ナトリウム溶液を用いる消毒が最も効果的です。
    ただし、次亜塩素酸ナトリウムは腐食製が強いので、金属類に関しては、アルコールでの清掃となります。
    アルコールは濃度70%前後
    次亜塩素酸ナトリウムは、0.02%溶液が基本で、汚染物に対して直接使用する場合や汚染度の高い場所は、0.1%の希釈溶液となります。

    なお、次亜塩素酸ナトリウムを空中散布する行為は、安全性が確認されてないためやめてください。

    個人防護具の着脱方法については、こちらのLINKを参考にされたら良いと思います。
    PPE(個人防護具)の着脱について


    このページのトップヘ