新型コロナ対策

看護師出身の医療・福祉向け経営コンサルタントの(株)NSコンサルタンツが運営するブログです。日総研出版より看護関係の執筆多数あります。 本来は看護を中心とした業務改善の専門家ですが、(株)ホギメディカル出身ですので感染対策についても得意な指導分野です。顧客からの質問も多いのでブログを書くことにしました。私見が多くなりますが、よろしくお願いします。

    2020年は主に新型コロナ関連の対策等の情報をお伝えしていきます。 NSコンサルタンツのHPは以下となります http://ns-consultants.co.jp/ YAHOOショップ開店しました。 https://store.shopping.yahoo.co.jp/ns-consultants/search.html FaceBookは以下となります。 https://www.facebook.com/toshifuminishina

    タグ:シミュレーション


    新規感染者1日あたり500

    そのうち20%が入院

    500x0.2=100


    新規感染患者数で数字は上昇。


    変異種は平均入院期間14


    単純計算だと、100x14=1400

    退院は14日後から発生


    広島の状況だと1日あたり100人の新規感染で、14日で確保病床が満床となります。


    広島県

    確保病床 289

    宿泊療養 547


    大阪府

    重症病床 248

    中等病床 1787

    宿泊療養 3059


    大阪府は1日あたり1000人超の新規感染だから、病床数が足りない状態となっています。

    去年も私が医療従事者登録しているクリニックからの出張で、企業内での出張インフルエンザワクチン接種に看護師として参加してきました。
    オペレーションは、
    ①事前に問診票を配布して書いて来てもらう。
    ②事務員 問診票の記載漏れ確認、非接触体温計での体温計測して、記載
    ③医師による問診、診察
    ④異常なしの場合はワクチン接触
    ⑤接種後に異常がある場合はクリニックに連絡をもらう事を含んだ注意事項の紙を渡す。
    以上の形です。

    準備物品は、
    往診カバン
    人数分+予備少しのワクチン
    副作用の説明用紙
    1ml針付きシリンジ 人数分+予備少し
    ゴミ入れ、問診票回収封筒

    配置人員
    医師1名
    看護師2名
    事務員1名

    インフルエンザワクチンは1バイヤルで2人分ですが、新型コロナは6人分です。
    ロスがない様に6の倍数で予約して対応が必要となります。

    基本的には、コロナワクチンも同じオペレーションになると思います。
    違いは、インフルエンザは皮下注射
    新型コロナは筋肉注射
    ですから新型コロナの方が痛いです。

    インフルエンザワクチンの集団接触は50人で1時間くらいです。
    1番時間がかかるのが、着衣を脱ぐ時間です。
    企業内の場合は、先に女性、後から男性で対応しています。医師の診察で、呼吸音の聴診をするためと、注射の際にTシャツ程度にしてもらわないと脱ぎ着の時間が大変だと思います。

    だいたいの流れは同じですが、新しい薬剤の投薬ですから、副反応の観察時間をどれくらいとるかがポイントになると思います。

    新型コロナ・インフルエンザ同時検査をした際の自己負担 いわゆる診察料について計算してみてました。

    最新の場合は初診料→再診料に代わりますが、基本的に多くは初診だと思いますので、初診料で計算しました。
    検体採取・処方が出る前提です。処方については、インフルエンザの場合は、タミフル処方・新型コロナの場合は、解熱剤・鎮痛剤で、その他症状次第で各医師の対応となります。
    このシミュレーションは、医療機関での計算です。薬局での薬代は含まれませんのでご注意ください。

    一般の社会人 30%自己負担で、2,847円
    後期高齢者  10%自己負担で、  979円
    という試算となります。受診時の自己負担金は上記が目安となります。
    ちなみに、これは新たに[診療・検査医療機関]に指定された医療機関で受診した場合の計算です。
    [診療・検査医療機関]に指定された医療機関は、医療機関全体の30%程度しか申請されていませんので、どこででも気軽に検査できる体制ではないです。

    この新型コロナに対する公費負担がない、指定医療機関以外でインフルエンザと新型コロナの抗原検査を行った場合の診療費は、
    一般の社会人 30%自己負担で、4,947円
    後期高齢者  10%自己負担で、1,549円

    従来の指定感染症医療機関は、現状は公費のため無料。診療・検査医療機関は、保険診療です。それ以外では、インフルエンザは保険診療ですが、新型コロナの検査は自費になります。

    厄介なのが、厚生労働省が未だに、[指定感染症]という枠組みを残しているのと、感染症分類を2類相当から外してない点です。
    医療機関としては運用がわかりにくくて困ったもんです。指定感染症を外し、感染症分類をインフルエンザ同等の5類が妥当だと思います。
    せめて、2類相当を外し3類以下にしてもらえると、在宅隔離にたいする正当性が作れます。感染対策の歴史で2類以上は医療機関での完全隔離が義務でした。今はホテル療養、自宅療養を認めるが2類相当という私達には意味不明な状態どす。

    現状は、指定感染症の取り扱いで公費負担で、新型コロナと診断され、保健所での管理となれば自己負担はない状態ですが、[診療・検査医療機関]という市中医療機関での診察体制の整備が進んでいますので、自己負担の発生する場合は、一般的に保険点数を計算すると上記シミュレーションになります。

    診察料新型コロナ・インフルエンザ検査受診時の



    最近テレビタレントなどが、透明なマウスシールドをつけてテレビに出ている光景が増えてきた。
    感染対策の相談を受ける側の私としては使ったこともないのに是非は語れないと思い買ってみました。

    数時間つけてみて、マイクロ飛沫の飛散はやはり防げないから、おまじない的なものだと理解しました。
    飛沫防止が目的ならば不織布のサージカルマスクが有用です。

    富嶽のマスクでの飛沫拡散シミュレーションの記事を以下にリンクします。

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