新型コロナ対策

看護師出身の医療・福祉向け経営コンサルタントの(株)NSコンサルタンツが運営するブログです。日総研出版より看護関係の執筆多数あります。 本来は看護を中心とした業務改善の専門家ですが、(株)ホギメディカル出身ですので感染対策についても得意な指導分野です。顧客からの質問も多いのでブログを書くことにしました。私見が多くなりますが、よろしくお願いします。

    2020年は主に新型コロナ関連の対策等の情報をお伝えしていきます。 NSコンサルタンツのHPは以下となります http://ns-consultants.co.jp/ YAHOOショップ開店しました。 https://store.shopping.yahoo.co.jp/ns-consultants/search.html FaceBookは以下となります。 https://www.facebook.com/toshifuminishina

    タグ:スメア検査

    新型コロナのPCR検査や、インフルエンザのスメア検査を行う際に、鼻の中を刺激するためくしゃみが非常に危険です。室内でのスメア検査の際に飛沫が飛散しないための検査BOXを開発してみました。
    テストユーザーの反応を見ながら製品化を検討してます。
    室内でどうしてもスメア検査が必要な場合はこの形もありかなと考えています。

    スメアとは、こすりつけるという意味で、インフルエンザや、新型コロナウイルスが鼻の奥にある鼻腔粘膜に綿棒をこすりつけて、ぬぐい液を採取し、その採取したぬぐい液を元に検査を行います。
    新型コロナ抗原検査、新型コロナPCR検査、インフルエンザ検査でこのスメア検査で検体を採取します。

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    新型コロナ、インフルエンザのPCR検査や、抗原検査を行うために、スメアで検体採取する際のニトリルグローブカバーを開発しました。

    素材はポリエチレンですが、一般的なポリエチレンだと表面がツルツル滑るため、グローブカバーに使っても、滑るから操作には向かないものでした。
    単純に、ゴミ袋を被せた状態では使えないために、製品開発をしました。

    ニトリルグローブも最近は品薄でなかなか買えなくなってきています。
    そこで、検査ユニットで使うニトリルグローブ用のノンスリップ使い捨てカバーを開発しました。

    試作終了しましたので、これから量産準備に入ります。準備中のNSコンサルタンツ ヤフーショップで販売します。販売開始になりましたら改めてお知らせします。

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    新型コロナウイルスと、インフルエンザウイルスの屋外検査を行う場合の、ワークフローについて解説します。
    新型コロナウイルスは、ステルス性が高く、発見が非常に難しいという特徴があります。
    特に、無症状感染者の場合は、抗原検査をすりぬける危険性をはらんでいます。
    よって、現在の振り分けの基本条件は、37.5℃以上です。
    37.5℃以上の場合は、屋外でのスクリーニング検査を行い、リスク判定を行うというものです。
    インフルエンザのみの場合は、タミフルの内服治療で完結する形がよいと思います。
    従来重宝してきた吸入薬は、薬効は申し分ないのですが、本年では飛沫飛散防止の観点から使いにくい薬剤となります。がんばって吸入するタイミングでせき込みやすいためです。

    また、スクリーニング検査をすり抜けた場合でも、確実に安全というわけではなく、新型コロナの無症状感染者を疑った上での隔離診察等の対応を行う必要があります。

    発熱のある場合は、MRIやCT等の予定検査は二週間以上延期し、院内リソースの保全を優先すべきだと考えています。重要な検査機器や、手術室が汚染された場合は、病院機能の欠落につながりますので、機能を防御しつつ、体制を整備するという形を進めていく必要があります。

    屋外スクリーニング検査ワークフロー
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