ワクチン2回接種後の新型コロナ感染を突破感染というそうです。私も学習が足りないようで初めて耳にした用語でした。
アメリカでは、この突破感染が4000人に到達、韓国でも20人を超えたとの報道がありました。
いずれにしても、この現象は、ずっと解説してきた通り、ワクチンは万能ではない。重症化を防ぐものであり、感染を完全に抑えるものではないという事を再確認するニュースです。
秋に向けて、多くの大人はワクチンを接種し、集団免疫の獲得は進むと思いますが、若い人に対して副反応が強いワクチンなので、学生さんや子供達でデルタ型や、デルタプラス型が広がりを持つ場合は、大人だけワクチンを打っても感染拡大は止まらないと思います。
12歳以上はワクチン接種適応と、適応拡大の通知は受け取りましたが、若い人の副反応は想像以上に強いの場合があり、心配しています。
広島県では子供の全身管理を行える病院が極めて少ないため、子供達を守る体制づくりを心配しています。デルタ株の拡大で世界的に課題となっているのが、子供達への感染拡大です。
従来型は、子供はかかっても無症状で、軽症で、高齢者の重症化率は20%でした。このため、高齢者優先でのワクチン接種計画が定まりました。新型コロナの変異に日本は対応出来ていないように感じています。