新型コロナ対策

看護師出身の医療・福祉向け経営コンサルタントの(株)NSコンサルタンツが運営するブログです。日総研出版より看護関係の執筆多数あります。 本来は看護を中心とした業務改善の専門家ですが、(株)ホギメディカル出身ですので感染対策についても得意な指導分野です。顧客からの質問も多いのでブログを書くことにしました。私見が多くなりますが、よろしくお願いします。

    2020年は主に新型コロナ関連の対策等の情報をお伝えしていきます。 NSコンサルタンツのHPは以下となります http://ns-consultants.co.jp/ YAHOOショップ開店しました。 https://store.shopping.yahoo.co.jp/ns-consultants/search.html FaceBookは以下となります。 https://www.facebook.com/toshifuminishina

    タグ:マスク

    マスクは、顔に密着している事が大切です。特にN95では顔にあわせて空気を抜きながら装置して密着度を高めます。今回話題となっている2重マスクは、医療用不織布との重ねあわせでの結果に対するレポートです。医療用不織布の上からウレタンや布マスクを装着する事でマスクの密着度が増すために、飛沫の吸い込み予防効果が期待できるという試験データとなってました。
    私的には、ウレタンマスクや、布マスク単体でつけるのはあまり意味がないから医療用不織布マスクをフィルターにしなさいと促しているメッセージなんだろうと認識しました。

    インフルエンザと新型コロナは症状はよく似てます。発熱、倦怠感、関節痛、咽頭痛など、見分けがつきにくいのが実情です。

    しかし、確実に違う点があります。それは、症状発生前、いわゆる無症状期間でも感染拡散させてしまいます。また、人によっては無症状のまま治ってしまう人も沢山いるという点です。

    私達医療従事者でさえも感染してしまうのがこの発見が、極めて困難な特性によるものです。
    無症状期間においては、原則PCR検査しか発見が困難とされています。
    臨床の現場では、無症状でも抗原検査で陽性判定が出ています。

    今年のインフルエンザがほとんど発生していない事で立証されたのは、マスクと、手洗いでインフルエンザは防げる事実です。
    新型コロナも基本は同じですが、浮遊しているマイクロ飛沫を吸い込む事で感染してしまうほどに、新型コロナは感染拡散しやすいという点です。現状でも感染しやすいため、変異種の1.7倍強いと言われると、感染の急拡大を招く恐れがあります。
    そのため、マスクを外す場面に注意を払う事がとても重要となり、飲食のタイミングが最も危険となっています。
    私はこのブログで、寒い時期のgo toイートはダメだと書いてきました。空気が乾燥する冬場はマイクロ飛沫の浮遊を助長します。50%から60%の湿度を保てるように加湿器の設置をして加湿管理して下さい。
    本来なら定期的な換気をして欲しいですが、冬場はその換気を習慣化するように求めるのも難しいように感じています。

    医療機関、福祉施設ともに感染症対策用品購入用に補助金が準備されています。
    皆さんは、準備で何を購入されましたか?
    私達は、加湿器を主に準備しています。
    検討を重ねた結果、マイクロ飛沫対策には加湿器が最も有効であるという結論に至っています。

    へパフィルター付きの空気清浄機の売り込みや、UVランプ装置、次亜塩素酸噴霧装置、オゾン発生装置等、色々検討し、私が関係する施設では、高濃度オゾン装置を購入した病院もあります。

    とはいえ、コストも含めて現実的な対策としては、加湿器でのマイクロ飛沫拡散防止が最も効果的であろうという判断に至り、クリニックや、通所施設では、30畳用程度の大型の加湿器を購入し設置しています。

    実際、1台10万円未満の装置で加湿能力は十分です。デイルームや、待合室のサイズに合わせて台数追加で対応します。ちなみに、加湿する水は浄水したらダメです。普通の水道水(塩素を除去していない状態)でお願いします。浄水等の塩素抜きをされると細菌繁殖リスクが高まります。

    冬場は、湿度40%以下になることもありますので、湿度は50%~60%を目安に加湿をお願いしています。

    あとは、仮に感染者もしくは、疑い患者・利用者が発生した場合に備えて、隔離体制をどこで行うか、隔離状態の患者・利用者と接する場合用のガウン・ゴーグル・マスク等の準備は行えているか?という点がポイントとなります。介護施設の場合は、静養室が施設基準ですので、問題ないのですが、クリニックの場合、換気ができる個室があるかを確認し、確保お願いします。
    また、準備するガウン等の個人防護具の計算式もこのブログで書いた記憶がありますので、このブログ内を検索してみてください。地道に色々書いてきたのでいつ書いたか忘れました。

    他国の例を出すことが良いかどうかわかりませんが、ドイツでは飛行機に搭乗する際に着用するマスクは、サージカルマスクか、N95マスクが義務になっています。そもそもドイツでは、公共の場でのマスク着用を法令で義務化しています。また、州によっては6000円程度の罰金もあります。
    布マスクや、ウレタンマスクは性能に問題があるために、ガイドラインから除外されています。

    私は、昔マスクや、ガウン、手術用のドレープを製造販売するメーカーの研究員をしていた過去があります。そのためか、マスク問題にはかなり拘りを持っています。
    アベノマスクを無理やり正当化するために厚生労働省は布マスクに対しても有用であるような通知を出しています。サージカルマスクとは、メルトブローン不織布が基材になっているマスクで、これがメインのフィルターとなります。この基材が入っていない不織布マスクは、サージカルマスクにすら該当しません。
    感染対策で使用するのであれば、お願いですから布マスク、ウレタンマスクの着用は避けてください。
    どうしてもそのマスクを使いたいのであれば、後付けで装着できるメルトブローン不織布を用いたフィルターを用いてください。
    病院でも、綺麗にデコレーションした布マスクの患者さんをお見かけしますが、申し訳ありませんが、サージカルマスクを病院の自動販売機で購入してくださいとお願いしています。

    広島県では、昨年は10月には小学校の学級閉鎖が始まっていました。
    今年は国民の感染対策が進んでいるからでしょう、今日現在で、学級閉鎖は北海道で1校のみの報告で、ほかの地域での学級閉鎖という資料は出ていません。
    国立感染症研究所のホームページで、厚生労働省の行っているインフルエンザ定点観測をまとめた資料閲覧することができます。
    インフルエンザの流行は例年と比較して極めて少ない状態で推移しています。
    手洗いの励行、マスク着用の効果が出ていると思います。
    南半球の、オーストラリア・ニュージーランドでも、今年はインフルエンザの流行がほとんどみられなかったとのことですから、このままインフルエンザが流行しない状態が維持できることを願います。

    とはいえ、今年は、新型コロナと、インフルエンザの同時流行に対して注意をしていく年となりますので、基本的対策 3蜜回避、手洗い励行、サージカルマスクの着用を行っていきましょう。

    ※なお、私はメルトブローン不織布を基材に使っていない、布マスクや、ウレタンマスクは本来マスクに期待する性能は持っていないと考えています。



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