新型コロナ対策

看護師出身の医療・福祉向け経営コンサルタントの(株)NSコンサルタンツが運営するブログです。日総研出版より看護関係の執筆多数あります。 本来は看護を中心とした業務改善の専門家ですが、(株)ホギメディカル出身ですので感染対策についても得意な指導分野です。顧客からの質問も多いのでブログを書くことにしました。私見が多くなりますが、よろしくお願いします。

    2020年は主に新型コロナ関連の対策等の情報をお伝えしていきます。 NSコンサルタンツのHPは以下となります http://ns-consultants.co.jp/ YAHOOショップ開店しました。 https://store.shopping.yahoo.co.jp/ns-consultants/search.html FaceBookは以下となります。 https://www.facebook.com/toshifuminishina

    タグ:ロボット

    感染対策として、ロボットの有効活用はなんとなく面白そうだとは思いますが、実際に産業用ロボットを施設内で運用したらどうなるか?という実験を私が法人役員を務める施設で行っています。

    広島県 あたらな事業取り組み支援

    実際、病院でも施設でも単純作業は多々発生しています。
    非接触の対応で作業分担できる範囲や、時間帯などを精査して、AGVロボットの施設内での活用を模索しています。
    特に、感染症病床では、ごみの搬出、汚染リネンの搬出などの対応で、看護師が多くの雑務を行っている現状があります。そこをロボットに置換出来たらよいなと考えて、今回のプロジェクトをテスト的に行っています。
    予算の都合上、EVを経由した縦移動は困難なため、2ユニット18床平屋のグループホームでの実証実験を遂行中です。

    8月には広島県にとりまとめを報告予定です。
    広島県より公開となりましたら、詳細情報を提示できると思います。
    いずれにしても、業務分担は難しくはないですので、予算とのバランスが許すのであれば搬送用ロボットの活用という道はあります。


    新型コロナ感染症の拡大に伴い、特に感染症病棟のスタッフや、新型コロナに直接かかわっているスタッフの疲労が拡大しています。
    昨今では、看護師の業務範囲はどんどん分業が進んでおり、清掃や、介護業務が、ワーカーや、清掃業者や、看護助手への移管がすすんでいました。
    しかしながら、この新型コロナ感染症の拡大に伴い、REDゾーンでのすべての業務が看護師に集中するという事態が発生しています。今こそ、業務分担の再構築が必要だと思います。それも、人依存中心というよりは、ルンバやブラーバ等のロボット機器や、ごみ搬送などを行うための自動搬送機などの整備です。
    昨今のロボット機器は、磁気テープを貼る事で、定期的なルートな配送ルートを容易に整備することが可能です。ガウンを脱ぎ着を頻回に行う状態が継続すると、本当にきついものです。トイレの時以外は常にガウンを着ている状態となってしまいます。
    物を運ぶ、汚染物を回収するという単純ワークは、ロボットテクノロジーの活用で自動化すべきです。
    アルコール製剤の噴霧装置を用意すれば、動かすタイミングでごみ箱を全てアルコール拭きしないといけないというような業務などは自動化できます。
    患者の呼吸器管理、バイタル管理、輸液ポンプ管理、ECMO管理といった重症観察と、吸引、清拭等の基本看護業務に専念できる環境整備が必要です。

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