抗体点滴カクテル療法で、ロナプリーブという点滴を入院患者に対してのみ利用可能となってます。
感染爆発している首都圏では入院率が15%程度まで落ちてきて、在宅待機の患者が溢れているとの報道です。
抗体カクテル療法は、感染初期にしか効果がないとされています。ウィルスの増加を防ぐための治療薬ですから当然ですが、入院受け入れが難しい状況で、なおかつ在宅医療で使えないのが、現在の抗体カクテル療法の承認状況です。武器があっても使えないという変な状況となっています。緊急承認薬は、安定供給にも難がありますから、色々大変だと思いますが、緊急事態な事を理解した上での体制整備が必要だと思います。
デルタ株は、ハシカレベルの感染力だそうですから、空気感染レベルの対応は非常に難しいです。このため、ワクチンで重症化を防ぎ、早期発見、早期治療に取り組める体制を目指して欲しいものです。