新型コロナ対策

看護師出身の医療・福祉向け経営コンサルタントの(株)NSコンサルタンツが運営するブログです。日総研出版より看護関係の執筆多数あります。 本来は看護を中心とした業務改善の専門家ですが、(株)ホギメディカル出身ですので感染対策についても得意な指導分野です。顧客からの質問も多いのでブログを書くことにしました。私見が多くなりますが、よろしくお願いします。

    2020年は主に新型コロナ関連の対策等の情報をお伝えしていきます。 NSコンサルタンツのHPは以下となります http://ns-consultants.co.jp/ YAHOOショップ開店しました。 https://store.shopping.yahoo.co.jp/ns-consultants/search.html FaceBookは以下となります。 https://www.facebook.com/toshifuminishina

    タグ:在宅医療

    新型コロナの特徴的な症状といえば、味覚障害、嗅覚障害でしたが、最近はこの症状を訴える患者さんに遭遇しません。
    発熱と、咽頭痛がほとんどです。この症状でpcr検査をした場合で、60%程度で陽性となっています。これは私が直面している広島県での状況です。東京はクラスター対策も崩壊し、さらに大変だとは思いますが、治療薬はあり、治療できる状態にはなっています。
    在宅療養でも、療養施設でも、点滴治療と酸素投与が可能な環境があれば治療は進みます。
    ただし、カクテル療養は、臨床現場の感覚だと発症5日以内でないと効果が期待難しいように感じてます。
    医療機関が埋まれば、在宅隔離ですので、家庭内感染が広がらない手順を確認してください。
    かなり前にこのブログでも解説してますからブログ内検索してみてください。
    いずれにしても、感染者が増えれば、15%程度は重症化リスクが高いわけですから、①可能な限りワクチンを打ち重症化を防ぐ②三密をさける③体調に異変があれば休む
    この対応が大切です。

    抗体点滴カクテル療法で、ロナプリーブという点滴を入院患者に対してのみ利用可能となってます。
    感染爆発している首都圏では入院率が15%程度まで落ちてきて、在宅待機の患者が溢れているとの報道です。
    抗体カクテル療法は、感染初期にしか効果がないとされています。ウィルスの増加を防ぐための治療薬ですから当然ですが、入院受け入れが難しい状況で、なおかつ在宅医療で使えないのが、現在の抗体カクテル療法の承認状況です。武器があっても使えないという変な状況となっています。緊急承認薬は、安定供給にも難がありますから、色々大変だと思いますが、緊急事態な事を理解した上での体制整備が必要だと思います。
    デルタ株は、ハシカレベルの感染力だそうですから、空気感染レベルの対応は非常に難しいです。このため、ワクチンで重症化を防ぎ、早期発見、早期治療に取り組める体制を目指して欲しいものです。

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