新型コロナ対策

看護師出身の医療・福祉向け経営コンサルタントの(株)NSコンサルタンツが運営するブログです。日総研出版より看護関係の執筆多数あります。 本来は看護を中心とした業務改善の専門家ですが、(株)ホギメディカル出身ですので感染対策についても得意な指導分野です。顧客からの質問も多いのでブログを書くことにしました。私見が多くなりますが、よろしくお願いします。

    2020年は主に新型コロナ関連の対策等の情報をお伝えしていきます。 NSコンサルタンツのHPは以下となります http://ns-consultants.co.jp/ YAHOOショップ開店しました。 https://store.shopping.yahoo.co.jp/ns-consultants/search.html FaceBookは以下となります。 https://www.facebook.com/toshifuminishina

    タグ:導線分離

    広島市保健所もクラスター追い切らなくなってきてるようです。
    家族などの濃厚接触者が出た場合の在宅隔離の方法を解説します。
    個室隔離が基本です。基本的には、発熱症状対策ですから、アイスノンや、冷えピタがあったほうが良いです。
    洗濯物は、ビニール袋で室内で貯めましょう。感染リスクが高い洗濯物は、0.1%次亜塩素酸Naでバケツに10分漬けたあとに洗濯します。
    食器は普通のもので良いですが、下げた際はお湯を利用して洗浄して下さい。
    共有は洗面、風呂、トイレです。
    動作混戦しないようにします。ドアノブ、座面はアルコール拭きが良いです。清掃時は手袋を利用してください。無い場合はビニール袋を手袋がわりにして下さい。
    嘔吐物等の処理は、0.1%次亜塩素酸NAが必要です。ハイターを薄めて作ります。

    介護向けセミナーで次亜塩素酸NAの作り方を解説してますので、リンク資料を参考にして下さい。
    介護セミナー資料

    また、在宅隔離準備リストも添付します。
    レシピ

    在宅隔離頑張って乗り切りましょう。

    屋外鼻腔粘膜採取ユニット発売に伴い、製造元の広島ピーエスより広島県の報道機関向けにプレスリリースを行いました。

    屋外鼻腔粘膜検査ユニット プレスリーリース

    厚生労働省が推進する、「診療・検査医療機関」の運用イメージ

    11月以降のインフルエンザ流行期に向けて、発熱患者を診療する医療機関を、各県で募集しています。
    この指定をうけるための準備として、発熱者を受け入れる体制整備が求められています。
    ユニットハウス・プレハブを活用した屋外検査、テントを活用した屋外診療などが軸になる対応です。

    院内で対応する仕組みを検討されている医療機関もあるようですが、飛沫感染の可能性が高い疾患を室内で混在する環境の運用は、現実的に安全な対応が困難だと考えています。

    私たちが提案する運用体制と、屋外検査ユニットの活用についてご紹介しています。
    備えるだけでそれほど発熱患者さんが来ないという、空振りの状態でも良いので、安全に運用できる体制を整備することが必要だと考えています。
    ご参考になれば幸いです。

    日本医師会の「診療・検査医療機関について」の資料

    以下は、私たちが設計して運用しているフロー
    屋外スクリーニング検査ワークフロー
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    イギリス、フランス、イタリアなど1日1万件以上の新型コロナ感染が報告されるようになりました。
    EU各国は、日本よりもかなり多くのPCR検査を行い、異常の早期発見体制を整えているにも関わらずです。日本と同じ北半球は、これから冬に向かう気候変化中です。
    インフルエンザ流行期と同じ気候条件が新型コロナの再流行をもたらしているのだと思います。
    海外からの渡航者受け入れ再開の動きも出ています。
    国内での安全にスクリーニング検査が行える体制整備に医療機関は取り組み、国内再流行に備えて行きましょう。

    医療機関にかかる際は、発熱者と、慢性通院者を混ぜない、導線分離体制を整備された医療機関への受診をお勧めします。

    日本医師会より、新型コロナウイルスに対する外来診療ガイドが示されています。
    しっかりと確認しておいてください。

    読んでいると、屋内に入れての検査のページを実現するための設備を持っている医療機関がどれほどあるのか心配になりました。
    新型コロナウイルスは、初期診断が重要です。
    混ぜるな危険だと認識しています。
    疑わしい人は分ける→分けた状態で検査→疑わしい状態で対応継続

    ★通常診療の慢性期疾患の人と区分できる環境整備を導線分離といいますが、そこがポイントです。
    私は、そのためには屋外検査ユニットが必須だと考えています。

    医師会の新型コロナ外来診療ガイド 


    唾液検査を行う医療機関への注意事項

    厚生労働省から、新型コロナウイルス感染症の検査を行う場合が、導線をわけるようにとの通知が医療機関に流れてきました。

    厚生労働省の10月以降の体制計画についての通知

    さて、ここで大きな問題があります。
    昨年までは、インフルエンザの検査の場合、マスク程度の防御体制で診察室の中で検査を行っていました。端的に言えば、新型コロナウイルスは、感染拡大の危険性が高いという事で、分けて対応するようにとの指示が出たという事です。

    導線を分けると一概に行っても、実際は非常に運用が難しくなります。
    現在の条件であれば、37.5℃以上の患者は、通常の入り口以外の経路での別室での検査を行うか、屋外での検査を実施するという流れになります。
    そのまま対応するとしたら、医療者側がガウン・フェイスガード・グローブを着て、対象患者の車にいってから検査を行う体制をとる。もしくは、37.5℃以上の来院患者に対して唾液検査用の容器を渡し、唾液によるPCR検査に回すという流れとなります。
    ここでの課題は、唾液でのPCR検査は、最低1日後の結果通知になります。
    現在多くの医療機関で想定している抗原検査での判定15分後という形とは大きく乖離する形となります。
    迅速に判定して、振り分ける検査をスクリーニング検査といいますが、スクリーニング検査を行う場合、現実的には、屋外の検査ユニットを整備し、鼻腔からのスメア検査で2本検体採取し、新型コロナは抗原検査、インフルエンザは、従来からの検査キットを使用し、15分後にはどちらも判定結果がでる状態を作る形が現実的だと考えています。
    この考えを元に、屋外検査ユニットの開発を弊社が企画する形で進めており、すでに形になり試験運用が始まっています。



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