新型コロナ対策

看護師出身の医療・福祉向け経営コンサルタントの(株)NSコンサルタンツが運営するブログです。日総研出版より看護関係の執筆多数あります。 本来は看護を中心とした業務改善の専門家ですが、(株)ホギメディカル出身ですので感染対策についても得意な指導分野です。顧客からの質問も多いのでブログを書くことにしました。私見が多くなりますが、よろしくお願いします。

    2020年は主に新型コロナ関連の対策等の情報をお伝えしていきます。 NSコンサルタンツのHPは以下となります http://ns-consultants.co.jp/ YAHOOショップ開店しました。 https://store.shopping.yahoo.co.jp/ns-consultants/search.html FaceBookは以下となります。 https://www.facebook.com/toshifuminishina

    タグ:感染症学会

    日本感染症学会から、新型コロナの検査に対する考え方が示されています。
    PCR検査・抗原検査・抗体検査に対する考え方・方向性が示されています。
    いつの時期にどの検査結果が関係するかなど図にしてありますので参考になさってください。
    無症状者を含めた検査を行う際の検体一覧などが整理されています。

    また、退院基準に対する考え方も言及されていますので、入院対応を行っている医療機関は確認必須です。


    日本感染症学会 新型コロナの検査の考え方 

    新型コロナとインフルエンザの同時感染例の報告が出ています。
    件数は少ないですが、私が読んだ論文だけでも海外が中心ですが11例の報告が確認されています。
    いずれも同時感染の場合は重篤化の報告です。

    インフルエンザだから安心ではなく、同時感染の可能性もあることは前提として認識をもって対応が必要となります。このため、日本感染症学会では、秋・冬のインフルエンザ流行期は、インフルエンザの検査と合わせて、新型コロナの検査も行うようにという指針になっています。

    現実的には、2020年の対応は、市中医療機関では、新型コロナ抗原検査(簡易検査)と、インフルエンザの簡易検査での対応になります。これに伴い、私たちは屋外検査ユニットを推奨しています。


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    日本感染症学会から、唾液による新型コロナ検査を行う場合の注意事項が示されています。
    唾液検査の場合は、飲食から30分は間隔をあけて検体採取を行う事が望ましいようです。
    現時点では、唾液検査では、インフルエンザの検査は難しいとのことですので、インフルエンザ検査を同時に行うのであればスメア検査が必須になります。PPEによる防御が必須になります。

    ちなみに、唾液と痰は違います。
    唾液は、口腔内に湧き出す、消化を補助する液です。
    唾液とつばは同じものですので、通常は、意識すれば出せる液体です。

    痰は、上気道から発生する分泌物です。
    唾液とは違い、粘液性の高い分泌物です。
    「カーッペッ」と出すのは痰です。

    以下のLINKから内容をご確認下さい。
    新型コロナ唾液PCR検査の注意事項について

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