新型コロナ診療手引き 第4版を確認ください 2021年01月14日 カテゴリ:感染症対策 新型コロナの診療手引きが更新されています。発熱外来(診療・検査医療機関)についての記述も追記されております。内容ご確認ください。新型コロナ診療手引き第4.1版 タグ :#新型コロナ#診療の手引き#発熱外来#診療・検査医療機関
広島も感染ステージ2へUP 2020年12月01日 カテゴリ:感染症対策 インフルエンザは今年はほとんど発生していません。手洗い、マスクでの予防効果が効いている成果です。しかしながら、新型コロナ患者は急速に増加に向かっています。広島県もついにステージ2へUPしており、実行再生産数も4と高くなっています。感染拡大が始まると、無症状感染者が街中に増加し、どんどん広がる形をとります。県内のワークフローでは、発熱したら、①近くの医療機関に電話相談②発熱外来対応時間に受診もしくは、発熱外来に受診となっています。また、保健所は、積極ガードダイヤルに相談する事を推奨しています。https://www.city.hiroshima.lg.jp/site/korona/140558.html発熱、呼吸器症状、味覚、嗅覚障害が相談や、受診の目安です。症状が出たら早めの相談をお勧めします。 タグ :#新型コロナ#発熱外来#積極ガードダイヤル#保健所#相談#電話
ロックダウン(都市封鎖)について考えてみる 2020年09月27日 カテゴリ:感染症対策 欧米で行われている、ロックダウン(都市封鎖)という行動について考えてみる。日本でも8割おじさんが提唱しているように、統計学的な観点から、人と人の触れ合いを徹底的に低下させることによって感染拡大を防ぐことが理論上可能であるという考え方に基づいている。この考え方の最上位手段がロックダウン(都市封鎖)なんだと理解しています。日本が行っている取り組みは、クラスター対策が基本で、緊急事態宣言により4月7日から7週間にわたり活動自粛という期間を経験してきた。いわゆるロックダウンに近い形を日本も初めて経験した。理論上であれば、全ての人が一斉に潜伏期間1週間、新型コロナ治癒期間2週間として、3週間にわたり人と触れ合わない状態を作ることができれば感染症は終息する。実際問題として、7週間の活動自粛を行っても新型コロナを根絶することはできなかった。人の活動を全て止めるという事は無理なのです。病院等の社会インフラは停止する事は不可能です。そもそも一斉休業というアクションは経済活動を営んでいる以上継続実施は不可能です。多くの会社が経営困難な状況となり、失業者があふれ、税収も落ち込み、社会インフラ整備に回す予算が不足するという悪循環が待っています。日本が実施しているクラスター対策という手法は一定の段階では有効です。私のイメージでは、ダムの水漏れ対策のように感じています。ダムに少しずつヒビ割れができて水が漏れています。そのヒビ割れを検査で見つけて、セメントを流して補修する作業というのがクラスター対策のイメージです。ヒビ割れの段階であれば良いのですが、亀裂が走り決壊すると、一気に手に負えなくなるという感じです。個人的な見解では、この手に負えなくなる水準は全国で1万人/日程度だろうと思っています。手に負えない状況に備える手段としては、蔓延期に備えるには、全国の風邪を診察する医療機関で新型コロナの抗原検査を安全に行える体制を整備する事が第一優先なんだと考えています。検査でいち早く発見して、軽症者は在宅隔離、呼吸症状のある患者はホテル療養、重傷者は病院隔離という流れの整備が必要だと考えています。抗原検査は、無症状感染者は見逃すというリスクはついて回ります。しかしながら、PCR検査は翌日に結果が判明するという現状が改善されないので、現場の運用にはあまり向いていません。私が心配しているのが、秋から冬に向けて発熱患者を検査できる医療機関が十分に整備されなければ、地域の発熱・接触者外来がパンクする。→仕方がなく、無防備な医療機関での検査に走る。→そこでクラスター発生し、慢性期患者と混ざる。→医療崩壊する。という最悪のシナリオです。そうならないように医療機関で屋外検査ユニットがいきわたるように配備を積極的に進めてほしいと、弊社所在地の広島県に対して要望書を提出しています。検査により早い段階で異常の早期発見が行える仕組みを作ることができればWITHコロナは実現できると思います。しっかりと準備を進めていきましょう。 タグ :#感染対策#新型コロナ#ロックダウン#活動自粛#都市封鎖#クラスター対策#発熱外来#接触者外来