私が事務長をしている医療機関にメールで広島県全域でPCR検査を展開します。
県内全域でのPCR検査を1月18日から2月28日まで実施するとの事。
唾液検査で、検査料無料、予約方式で10時〜17時、陽性の場合は、原則翌日に電話。陰性者は県のホームページでの確認。となっています。

ついに広島県もやる気になったなーと思いましたが、強制的なものではなく、任意なものとなっています。
私の所属先では院内でPCR検査体制があるため、院内の感染対策室のメンバーと協議して対応したいと思います。


検査拡大は良いことです。しかしながら、検査後の対応についての一定の方向性を示唆した対応が重要です。
陽性の場合、設定基準までなら在宅療養、設置基準を超えたらホテル療養、さらに、入院基準となれば入院対応というような結果を受けた対応基準が必要だと思いますが、受け取っている資料ではとりあえず検査しましょうというニュアンスだと思います。

陽性が出たら、陽性者用スマホと、体温計、S aO2モニタを渡して、在宅療養中の体温、SaO2記録と、記録状況をLINE等で保健所側が確認し、GPSで異常があれば警察に追跡依頼するような仕組みが良いです。
通話なしのシンプルスマホを活用すれば通信費込みでもたいしたコストはかからないで可能な仕組みです。自分のスマホがある人は、LINEの友達追加対応、スマホがない人は貸し出し対応が良いでしょう。
広島市内の状況を踏まえても、クラスターが追えない。とりあえず検査を増やして実態把握に努める作戦でしょうが、その後の方策がよく見えないように思います。私は、このブログでも随分前から在宅療養の注意点ややり方を解説してきました。残念ながら概ね警鐘を鳴らした通りの流れで世の中が進んでいます。
入院拒否に罰的な無駄な議論はいらないです。在宅療養やむなしなんだから、どう安全に在宅療養できるか、家族感染を抑えるための方策の指導を頑張った方が良いです。