新型コロナ対策

看護師出身の医療・福祉向け経営コンサルタントの(株)NSコンサルタンツが運営するブログです。日総研出版より看護関係の執筆多数あります。 本来は看護を中心とした業務改善の専門家ですが、(株)ホギメディカル出身ですので感染対策についても得意な指導分野です。顧客からの質問も多いのでブログを書くことにしました。私見が多くなりますが、よろしくお願いします。

    2020年は主に新型コロナ関連の対策等の情報をお伝えしていきます。 NSコンサルタンツのHPは以下となります http://ns-consultants.co.jp/ YAHOOショップ開店しました。 https://store.shopping.yahoo.co.jp/ns-consultants/search.html FaceBookは以下となります。 https://www.facebook.com/toshifuminishina

    タグ:隔離

    ウガンダ選手団でワクチン2回接種した選手達から1人陽性患者が発生し、さらに2日後に1人の陽性者が発生したとニュースがありました。
    オリンピック委員会がすすめている措置が心配になっています。

    本来やるべき対応
    陰性証明のある人でも5日間は空港隣接の隔離施設で強制隔離し、PCR検査を実施し、陰性確認ができたら入国を前提にするべきです。
    しかし、空港隣接の強制隔離施設が存在していませんし、強制隔離できる法律も日本にはないです。
    バブルという安全地帯をつくり、そこに接種がない状態を作るというプランで進んでいますが、色々抜け道がある仕組みの運用は難しいように感じています。

    臨床で患者さんをみていると、潜伏期間からの陽性化は3日が多いです。6日以降の発症は見た事はないです。理想的には10日隔離ですが、実態にあわせると5日の強制隔離が良いです。
    また、隔離中にワクチン接種済みの人には抗体価検査を行うのが良いです。ワクチン未摂取の人にはワクチンをそこで打てば良いです。
    J&Jの1回のみで良いタイプのワクチンを海外扱いの運用で打てば良いように思います。
    J&Jのワクチンは国内未承認ですので1回ワクチンでいくなら調整は必要だと思います。

    ペパフィルター付きの集塵機を利用して、簡易陰圧室を設置しています。
    簡易テントの骨組みを活用し、集塵機を利用した関係でだいたい1床30万円で設置です。
    他に、個室を改修工事で陰圧対応にしていますが、ここが活躍しないですめば良いなと思います。
    広島県内の新型コロナの感染状況は落ち着いてきました。気温が上がるとともに、減少には転じると思いますが、最悪の事態には準備しています。
    近隣の病院でのクラスター報告もあり、発生しても広げない体制整備をしっかりして行きたいと思います。
    空振りしても良いから、とにかくしっかり備えておきます。

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    2020年4月に発令した緊急事態宣言は、まだ何もわからない危険に対するものでした。しかし、今の状態で緊急事態宣言を出す意味、効果がよくわからないです。

    新型コロナは基本的にサージカルマスクで防ぐ事がわかりました。緊急事態宣言というキーワードが必要なわけではないと思います。
    必要なのは、気軽に検査できるインフラ整備であり、隔離を行うルール整備です。
    ●海外からの入国者は、10日間は政府の指定施設で強制隔離する。
    ●症状があり検査をした人は、2日間は自宅待機とし、その際を傷病手当金のような制度で保障する。
    ●陽性者の家族等の濃厚接種者も2日間は傷病手当金の対象とする。
    ●陽性者は、リスクスコアにより、在宅隔離、施設隔離、病院隔離に区分し対応する。
    ●地域医師会単位で抗原検査で良いから5千円程度で検査できる仕組みを作る。

    こんな対応をしてもらいたいです。
    飲食店はデリバリー以外は休止して、家賃保障、従業員は失業給付で耐える型しかイメージがわかない。
    ホテルは、ビジネスホテルは、隔離施設として運営に運営補助、高級ホテルは、宴会無いから、機能制限して、スタッフを交代休暇で雇用調整助成金対応
    観光業は、マスク対マスクでの運営
    色々考えてみても、おかしかったら、すぐに検査、陽性ならばすぐ隔離が出来る社会インフラ整備が大切だと思います。

    日々新型コロナについて、様々なニュースが飛び交っています。その中でも、Dマットの近藤先生が、旭川の医療崩壊阻止に向けた対策に取り組んでいます。病院内ゾーニングの編成と、病院毎の医療機能の優先度で調整しているとの事で、地域医療を守るためにどうすべきか?という視点でのアプローチが為されています。病院毎での対応で参考になるのが、仮に新型コロナの感染者がでて、個室対応のレベルを超えてきたら、病棟丸ごと感染者病棟にして、レッドゾーン対応にする必要があるという事です。
    新型コロナ同士は混ぜて大丈夫だが、非感染者とはしっかり分ける隔離が必要で、そのためのメリハリがある対応が必要となります。皆さんの病院や施設でもメリハリある対応のシミュレーションを進めてください。

    感染症発生初期においては、クラスター班によるクラスター対策は非常に有効な対策でした。
    しかしながら、全国で毎日2000人以上の感染者が出ている現状では、クラスター対策では対応困難になっています。
    ダムに小さな亀裂があり、補修をするイメージがクラスター対策です。
    ダムが決壊したら、補修では追いつかないから、下流域は避難となります。この避難的な対応がロックダウンや、活動自粛です。
    新型コロナは、潜伏期間が10日程度とされ、発症しても、無症状の患者もいます。なんとも見つけにくい感染症です。鬼滅の刃の鬼みたいにやっかいです。
    社会インフラとしては早期に、手軽に、新型コロナの検査が行える体制整備がより重要となります。

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